全自動猫トイレのデメリット|買う前に確かめる条件と向かない家庭

明るい室内のマットのそばにいるグレーと白の猫。全自動猫トイレを買う前に確認したいデメリットと向かない家庭を案内するアイキャッチ。

「全自動猫トイレを買うかどうか迷っていて、飼っている猫が使えるか、置いてから困らないかを先に知っておきたい。」

全自動猫トイレは、猫が使ったあとに本体が自動で動いて掃除をし、排せつ物を本体の中の容器に集めるトイレです。

買う前に確かめたいデメリットは、猫が慣れるまで時間がかかることがある、体重や月齢に使用条件がある、排せつ物が自動で片づくため目で確かめる機会が減る、ごみ捨てや消耗品の交換は残る、本体の置き場所や停電時の動作に条件がある、という点です。

どれが問題になるかは、猫の体重や月齢、置き場所の床、使っている猫砂によって変わります。メーカーが示す使用条件は機種ごとに違うため、候補の機種の公式ページや取扱説明書で条件を確かめてから選んでください。

目次

全自動猫トイレのデメリットと向かない家庭の早見表

当てはまるデメリットがあれば、候補の機種の使用条件を公式資料で確かめてください。

機種ごとの例は、メーカーまたは国内の輸入販売元が使い方を公開している次の3機種の全自動猫トイレから挙げています。

  • ジェックス株式会社の PURE CAT AUTO TOILET
  • Whisker 社の Litter-Robot
  • CATLINK JAPAN が輸入販売する CATLINK の SCOOPER OPEN-X

Litter-Robot の条件は、Whisker の公式の取扱説明書と FAQ が対象とする機種のものです。購入する機種の説明書で、同じ条件か確かめてください。

飼っている猫と家に当てはまる行を見て、×の付いた列が特に困りやすいデメリットです。

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当てはまる家庭や猫慣れるまで時間がかかる体重・月齢の条件がある排せつ物を見る機会が減る掃除と消耗品が残る置き場所を選ぶ停電・作動中の見守り
新しいものを怖がる猫×○○○○○
元のトイレと並べて置く場所が無い家×○○○×○
子猫・体重の軽い猫○×○○○○
尿や便の様子をふだん確かめたい家庭○○×○○○
猫が複数いる家○○○×○○
こまめなごみ捨てが難しい家○○○×○○
置き場所が限られる家○○○○×○
マットやカーペットの上に置きたい家○○○○×○
停電が気になる家○○○○○×
作動中にそばで見ていられない家○○○○○×

×=特に困りやすいデメリット、○=その点は大きな問題になりにくいことを示します。○の家庭でも、ごみ捨て・洗浄・消耗品の交換は残ります。

×が付いたデメリットは、候補の機種の公式資料で次の点を確かめてください。CATLINK の SCOOPER OPEN-X は、猫砂の排出時に挟み込みを防ぐセンサーが無いため、排出中は目を離さないよう案内しています。

  • 慣れるまで時間がかかる:元のトイレを残す期間と、自動運転を始める時期
  • 体重・月齢の条件がある:対象体重と対象月齢、条件を満たさない間の使い方
  • 排せつ物を見る機会が減る:尿や便の状態をどう目で確かめられるか
  • 掃除と消耗品が残る:ごみ捨て・洗浄・消耗品交換の目安
  • 置き場所を選ぶ:本体の寸法と重さ、置ける床
  • 停電・作動中の見守り:停電時の動作、猫の検知方法と作動中の停止条件

消臭ファンの音が苦手な猫には、ジェックスの PURE CAT AUTO TOILET ならアプリで消臭機能をオフにできます。固まるタイプの猫砂を必須とする機種があり、今使っている砂が使えるかは候補の機種の仕様で確かめてください。

本体価格、保証、返品の条件、消耗品と電気代の目安は、次の「3機種の本体価格・返品・保証と維持費の目安」にまとめています。

3機種の本体価格・返品・保証と維持費の目安

3機種の本体価格は、Litter-Robot 4 が148,000円(公式ストアのセット価格)、ジェックスが59,830円、CATLINK が39,800円で、最も高い機種と低い機種で10万円以上の差があります。猫が新しいトイレを使わなかったときに返品できるかも機種で分かれ、Litter-Robot 4 と CATLINK は到着から30日以内なら返品でき、ジェックスは開封後の返品を受け付けていません。

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 ジェックス
PURE CAT AUTO TOILET
Whisker
Litter-Robot 4
CATLINK
SCOOPER OPEN-X
本体価格(税込)59,830円
公式通販ではセール価格49,830円の表示あり(終了日の記載なし)。月2,750円・24か月のレンタルもある
148,000円
公式ストアの限定セット。専用ごみ袋25枚とカーボンフィルター6枚が付く。本体だけの販売は公式ストアにない
39,800円
保証購入日から365日
本体以外の消耗品・消耗部品は対象外
メーカー保証1年注文日から12か月
消耗品・付属品と、猫による破損は対象外
猫が使わなかったときの返品開封後はできない
自己都合の返品は、よくある質問では未開封・未使用で到着後7日以内に限り、送料は購入者負担。セール品は返品不可
到着後30日以内
返金ポリシーで返送料は会社負担。元の梱包と購入証明が必要で、返送の前に連絡する
到着後30日以内
30日間保証で返送料は購入者負担。元の箱と付属品が必要で、返送の前に連絡する
価格と条件は各社の公式通販・公式ストアのもの

Litter-Robot 4 の日本語版の取扱説明書には「90日以内」の返品と「返品の際の配送料はお客様負担」という記載があり、公式ストアの返金ポリシー(30日以内・返送料は会社負担)と内容が違います。表は、公式ストアで買う場合の返金ポリシーに合わせています。

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 ジェックス
PURE CAT AUTO TOILET
Whisker
Litter-Robot 4
CATLINK
SCOOPER OPEN-X
主な消耗品(税込)消臭カートリッジ4個入1,683円
1か月に1回、2個を交換
ゴミ袋30枚入2,585円
交換の目安の記載なし
カーボンフィルター6枚4,980円
1か月に1回の交換が目安
専用ごみ袋25枚2,980円
市販の35〜50Lのごみ袋でも使える
専用ライナー1ロール(20回分)1,720円
交換の目安の記載なし
消耗品の月の目安(試算)約840円+ごみ袋代
消臭カートリッジ2個分
約830円+ごみ袋代
専用ごみ袋を猫1匹の目安の週1回で替えると、月約520円が加わる
約370円
週1回替えると仮定した値
電気代月50〜80円程度
公式のよくある質問の案内。定格消費電力は作動時6W・待機時2.4W
公式に記載なし公式に記載なし
月の目安は、公式の価格と交換の目安から計算した値(1か月を約4.3週として計算)

消耗品の費用は、ごみの量や猫の数で変わります。ジェックスのゴミ袋と CATLINK のライナーは公式に交換の目安がなく、ごみ袋の交換が増えるほど月の費用も上がります。

猫が使わないときの慣らし方と元のトイレの残し方

ジェックスの PURE CAT AUTO TOILET と Whisker の Litter-Robot の慣らし方では、猫が新しい全自動猫トイレに慣れるまでは元のトイレを残し、猫が使うようになってから自動で動かします。

購入した機種の説明書で、自動運転を始める時期を確かめてください。CATLINK の SCOOPER OPEN-X を選ぶ場合は、慣らし方の手順を購入前に CATLINK JAPAN に確かめてください。

ジェックスの PURE CAT AUTO TOILET の手順は、次のとおりです。

  • トップカバーを外し、ドラム(猫砂を入れる回転式の部分)が見える状態で置く
  • 慣れるまで古いトイレは置いたままにする
  • 新しい固まる砂に使用中の砂を混ぜ、匂いで教える
  • ドラムで排せつするようになったらカバーを付け、1〜2日様子を見る
  • 慣れたら猫が近くにいるときに手動掃除をして、ドラムの動きを見せる

ジェックスは、香りに敏感な猫には消臭カートリッジを付けずに始め、ファンの音が苦手なら消臭機能をアプリでオフにするよう案内しています。

Whisker の Litter-Robot の手順は、英語の取扱説明書(国際版)と米国向けの FAQ に書かれたものです。日本で販売される機種の説明と異なる可能性があるため、日本で購入する場合は販売元の説明書もあわせて確かめてください。

Whisker の Litter-Robot の取扱説明書(英語・国際版)の手順は、次のとおりです。

  • 従来のトイレと同じ場所に、砂を入れて電源を切ったまま置く
  • 1〜2日、猫に自由に探索させる
  • 従来の砂をひとすくい入れる
  • 使ったのを確かめたら電源を入れて動きを見せ、また切る
  • 使い始めたら旧トイレは掃除しない
  • 数日使わなければ、旧トイレを掃除せずに置いておく
  • 続けて使うようになってから自動モードにし、旧トイレを片づける

Whisker の FAQ は、旧トイレの砂を混ぜて匂いを移す方法も案内していて、多くの猫は設置から数日〜1週間で使い始めるとしています。

どちらの手順でも、元のトイレを片づけるのは、猫が新しいトイレを続けて使うようになってからです。慣らしている間は、元のトイレと並べて置ける場所が要ります。

トイレを我慢しているように見えるときは動物病院に相談する

猫はトイレが気に入らないと、排尿を我慢することがあります。新しいトイレに慣らしている間も、猫が排尿できているかに気を配ってください。

トイレを我慢しているように見えたり、排尿の様子がいつもと違ったりするときは、全自動猫トイレを使っているかどうかにかかわらず、かかりつけの動物病院に相談してください。

ふだんはトイレを清潔に保ってください。トイレが汚れているときも、猫は排尿を我慢することがあります。我慢して膀胱が膨らむと出血しやすくなり、尿が膀胱にとどまる時間が長いと結石ができやすくなるとされています。

Whisker の慣らし方の手順で旧トイレの掃除を控えている間は、猫が排尿できているかに特に気を配り、我慢しているように見えたら掃除を控えるのをやめて、かかりつけの動物病院に相談してください。

次のような様子に気づいたら、かかりつけの動物病院で診察を受けてください。

  • 頻繁に排尿する
  • 排尿しづらそう・痛そう(出ない、鳴く)
  • トイレ以外で排尿する
  • 血尿が出る
  • 陰部をよく舐める

尿をしようとして苦しんでいるのに出ないときは、様子を見ずにすぐ動物病院に連絡してください。便や尿をしようとして苦しむのに出ない様子は、獣医師の団体(JBVP)が、すぐに病院へ行くべき状態の例として挙げているものです。

トイレ以外で尿や便をしても、猫を叱らないことが重要です。原因には、病気の場合と行動の問題の場合があります。

トイレが嫌いでほかの場所でしてしまう場合は、ほかの猫にいじめられる、トイレが汚いといった嫌いになる原因を取り除き、トイレの数を増やします。複数の猫がいる場合は、トイレも複数あるのが望ましいとされています。

血尿やトイレに何度も行くようすなど、膀胱炎で見られるサインは「猫の膀胱炎と血尿|急いで受診する目安と考えられる原因」にまとめています。

子猫や小柄な猫は使えるか体重と月齢の条件を確かめる

ジェックスと CATLINK は体重と月齢、Whisker の Litter-Robot は体重について、自動モードの条件を示しています。条件を満たさない猫の扱いは機種で違います。

ジェックスの機種は使用しない、Whisker は電源を切っておき使った後に電源を入れて掃除する半自動、CATLINK の SCOOPER OPEN-X はマニュアルモード(自動では掃除せず、操作したときだけ動かす使い方)で使う、という案内です。

下限を設ける理由として、ジェックスは誤作動の原因になることを、Whisker は体重が軽いと重さを感知する重量センサーが猫を認識しないことを挙げています。

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 ジェックス
PURE CAT AUTO TOILET
Whisker
Litter-Robot
CATLINK
SCOOPER OPEN-X
自動で使える体重1.5kg以上〜9.0kg1.36kg以上
上限なし
1.5〜10kg
メーカー推奨体重
自動で使える月齢生後6か月以上条件は体重のみ生後6か月を過ぎてから
体重が下限に満たない猫使用しない半自動で使う
電源を切って置き、使った後に電源を入れて掃除
マニュアルモードで使う
操作したときだけ動かす
生後6か月までの子猫使用しない体重1.36kg未満なら半自動マニュアルモードで使う
よくある質問には使用できないとの記載もある
×=使えない △=自動では掃除せず、手動や電源の操作で使う

体重がちょうど1.5kgの猫が PURE CAT AUTO TOILET を使えるかは、ジェックスの資料からは判断できません。

資料は対象を体重1.5kg以上としながら、1.5kg以下の猫には使用しないとも書いていて、1.5kgちょうどの扱いが食い違っているためです。

体重が1.5kg前後の猫は、購入前に販売元に確かめてください。ジェックスの機種は、ドラム内に1.5kg以上の重量を感知するとドラムが回転しない設計です。

ジェックスは、電源を入れ直すたびに重さの基準を合わせ直す重量校正を行い、猫砂を追加・交換したときはリセットボタンでドラム内の重量をリセットするよう案内しています。

Litter-Robot 4 の体重の下限は、Whiskerの日本語版の取扱説明書では1.36kgです。自動モードで使う猫は、すべて1.36kg以上である必要があるとしています。一方、Amazonの商品ページには「体重2.3kg以上の猫に対応」と書かれていて、数字が分かれています。体重が1.36〜2.3kgの猫は、取扱説明書の基準では自動モードの対象に入りますが、Amazonの商品ページの記載では対象から外れます。

1.36kg未満の猫や子猫は軽いため、猫を感知する仕組みが作動しないことがあります。日本語版の取扱説明書は、電源を切った「半自動」で使うよう勧めています。子猫が使ったのを確かめてから電源を入れ、サイクルボタンを押して清掃(約2分)を行い、終わったら電源を切ります。

子猫に使う場合は、条件を満たすまでの使い方を販売元に確かめてください。CATLINK の機種では、子猫のうちに使ってよいかが、CATLINK JAPAN の商品ページの中で記載が分かれています。

自動清掃で排せつ物を確認しにくくなる場合がある

猫の尿や便の色・量、トイレでの様子は、ふだんから見ておき、気になる変化があればかかりつけの動物病院に相談してください。全自動猫トイレでは排せつ物が自動で容器に集められるため、こうした様子を目にする機会が減ります。

尿が赤くなっていても、飼い主が気づくのは難しい場合があるとされています。猫にほかの異常な症状があるときは、尿の色にも注意してください。赤い尿がみられたら、診察を受ける必要があります。

便に血が混じっていれば、下痢・軟便・固い便を問わず異常とされています。便に真っ赤な血が出る、トマトジュース状の赤い水のような便が出る場合は緊急で、すぐに診察を受ける必要があります。

全自動猫トイレを選ぶときは、こうした色の変化に気づけるよう、尿や便をどう目で確かめられるかを、購入前に候補の機種の販売元に確かめてください。

アプリが記録する項目は機種ごとに違う

アプリで記録できる項目は機種ごとに違います。尿や便の状態まで記録できるかは、購入前に販売元に確かめてください。

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記録の項目記録できる機種注意
トイレの使用時間・頻度ジェックス(アプリで記録して通知)ほかの機種は購入前に販売元に確かめる
体重による猫の識別ジェックス(複数飼育でも体重で識別して記録)、CATLINK(体重で識別)CATLINK は体重認識におよそ±200gの誤差があり、識別には450g程度の体重差が必要としている。ほかの機種は購入前に販売元に確かめる
尿や便の状態3機種とも、公式ページに記録できるという案内は無い購入前に候補機種の販売元へ確かめる

アプリの記録とは別に、尿や便の色や量を目で確かめたい場合は、掃除の前と容器に集められた後にどう見えるかを、候補の機種の販売元に確かめてください。

排せつ物は、ジェックスの機種ではダストボックスに、Litter-Robot では廃棄物ドロワー(排せつ物がたまる引き出し)に集められます。ジェックスの機種は、掃除が始まるまでの間隔をアプリで変えられます。

CATLINK JAPAN のよくある質問は、下痢便は固まるのが遅いため、処理開始時間を調整できる機種を選ぶ必要があるとしています。

尿や便の様子を見る必要がある猫かどうかは、かかりつけの獣医師に相談して、使い方を決めてください。

掃除の頻度と維持費は機種ごとに確かめる

全自動猫トイレでも、ごみ捨て、本体や部品の洗浄、消耗品の交換は残ります。頻度と交換品は機種ごとに違うため、公式の目安で確かめてください。

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 ジェックス
PURE CAT AUTO TOILET
Whisker
Litter-Robot
CATLINK
SCOOPER OPEN-X
ごみ捨てダストボックス10L
袋がいっぱいになるとアプリに通知。猫1匹なら最長2週間、ごみを捨てずに自動で掃除(商品ページの案内)
猫1匹で週1回程度
猫2匹で週2回程度。猫の数と大きさで変わる
-
本体の洗浄ドラムは水で丸洗いできる
50℃以上のお湯は不可。ベース(土台)には水をかけない
グローブ内側を1〜3か月ごとに掃除
グローブは猫砂を入れる丸い本体部分
水洗いは機種による
土台部分はどの機種も水洗いしない
消耗品消臭カートリッジカーボンフィルター
炭を使ったフィルターで、交換はおよそ1か月が目安
-
そのほかの交換品-シールストリップ・ごみ袋
シールストリップ(すき間をふさぐ帯状の部品)は摩耗したら交換。袋は専用のドロワーライナーか10〜13ガロン(37〜49L)のごみ袋
-
使える猫砂固まるタイプのみ
使用目安量は最大4.5L
--
保証購入日から365日
本体以外の消耗品・消耗部品は対象外
メーカー保証1年1年間の無料保証
付属の消耗品と猫による破損は対象外
-=公式の目安を確かめられていない項目。交換品の価格と入手先は各機種の公式サイトで確かめる

月にかかる維持費は、交換する消耗品とごみ袋の価格に、それぞれの交換の頻度を掛けて見積もります。

交換品の価格と月の目安は、「3機種の本体価格・返品・保証と維持費の目安」の表にまとめています。

設置場所と停電時の使い方は機種ごとに確認する

置き場所は、本体の大きさと重さ、置ける床で決まります。停電時に動かせると公式に案内しているのは、3機種のうちLitter-Robotだけです。作動音の大きさは、3機種とも公式資料に数値がありません。

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 ジェックス
PURE CAT AUTO TOILET
Whisker
Litter-Robot 4
CATLINK
SCOOPER OPEN-X
本体の大きさ約W56.0×D58.0×H66.0cm約W55.9×D68.6×H74.9cm
公式表記は幅22×奥27×高29.5インチ
約W59×D54×H60cm
内寸は幅43×奥35.5cm、入り口までの高さ36cm。商品ページ上部には幅58×奥60×高71cmの表記もある
重さ約16kg約10.9kg
公式表記は24ポンド
約9.9kg
コードの長さ約1.5m記載なし2m
ペットが噛まないよう注意
置く場所記載なし硬く水平な面
壁や隅に押し付けず、屋内の涼しく乾いた場所
硬く平らな場所
マットやカーペットの上記載なし別売りのカーペットトレイを使う
柔らかい床は猫の検知に影響する
使えない
停電時記載なし別売りのバッテリーで動き続ける
12VDC 1.3Ah。停電中はWiFiとナイトライトが使えない
記載なし
作動音の大きさ記載なし記載なし記載なし
作動中の見守り記載なし記載なし猫砂の排出時は目を離さない
挟み込み防止センサーが無い
×=使えない △=別売り品を付ければ使える 記載なし=公式の商品ページ(Litter-Robotは取扱説明書)に記載が無い項目

設置前に、家の中で次の点を見ておきます。

  • 本体の大きさと重さが、置き場所に収まるか
  • 置く床が硬く平らか(マットの上ならLitter-Robotとカーペットトレイの組み合わせになる)
  • 壁や隅から離して置けるか
  • コードがコンセントまで届き、猫が噛まない配線にできるか
  • 停電が多い地域なら、バッテリーで動かせるLitter-Robotを候補にするか
  • CATLINKを選ぶなら、猫砂の排出時にそばにいられるか

買う前に確かめることのチェックリスト

買う前には、猫の体重と月齢、慣らし方、記録の項目、猫砂と消耗品、置き場所と停電時の動作、頭数、保証を、候補の機種の公式ページや取扱説明書で確かめてください。

チェックリスト
  • 猫の体重と月齢が、対象体重・対象月齢に入っているか
  • 条件を満たさない間、手動や電源を切った状態で使えるか
  • 慣らす間、元のトイレを並べて置けるか
  • アプリで記録できる項目(使用時間・回数、体重による識別、尿や便の状態)
  • 使える猫砂の種類と量
  • 消耗品の種類と交換の目安
  • 寸法と重さ、置ける床、コードの長さ、停電時の動作
  • 1台で使える頭数の目安
  • 保証の期間と対象外になるもの(消耗品や猫による破損を対象外とする機種がある)
  • 本体価格と、猫が使わなかった場合の返品期限・返送料の条件

製品の寿命や修理の受付期間、交換部品の提供期間が気になる場合は、購入前に販売元に問い合わせてください。

よくある質問

電気代、対応頭数、猫の体格、軟便への対応、使える猫砂は、購入候補ごとに条件を確かめてください。

電気代は購入候補の仕様からどう見積もりますか

月の電気代は、作動時と待機時の消費電力、それぞれの状態で動いている時間、契約している電力会社の電気料金の単価から見積もります。ジェックスの PURE CAT AUTO TOILET の定格消費電力は、作動時6W・待機時2.4Wです。

まず、作動時と待機時のそれぞれで、消費電力(W)に動いている時間(h)を掛けて電力量(Wh)を出します。両方を合計した電力量を千で割ってキロワット時(kWh)に直し、契約している電気料金の単価(円/kWh)を掛けます。

作動する時間はトイレを使う回数で変わるため、消費電力の値だけでは月額は決まりません。作動する時間を仮に置いて見積もり、料金の単価と計算のしかたは契約している電力会社の公式案内で確かめてください。

Litter-Robot と CATLINK の機種の消費電力は、購入前に販売元に確かめてください。

多頭飼いで1台にできるかは何で確かめますか

候補の機種が公式に示している対応頭数で確かめます。猫の数に合わせて用意するトイレの数は、機械が使える頭数とは別に考えてください。CATLINK の SCOOPER OPEN-X は1台につき最大3匹まで使え、目安は1台につき2〜3匹までです。CATLINK JAPAN のよくある質問は、1台あたりの頭数が多いと汚れによる故障が起こりやすくなるとしています。体重で猫を識別するため、体重認識におよそ±200gの誤差があり、識別には450g程度の体重差が要ります。

ジェックスの機種は、複数飼育でも体重で猫を見分けて記録できます。何匹まで使えるかは、販売元に確かめてください。Litter-Robot は、廃棄物ドロワーを空にする頻度が猫の数と大きさで変わります。

体の大きい猫や体重の重い猫でも使えますか

体重の上限は機種によって違うため、候補の機種で上限と入り口・内寸の大きさを確かめます。Litter-Robot には猫の体重の上限は無く、入り口は高さ約15.75インチ×幅約15.75インチです。ジェックスの機種の対象体重は1.5kg以上〜9.0kgです。

CATLINK の機種は、ドームの内寸と猫の体長を照らし合わせて確かめます。CATLINK JAPAN のよくある質問は、重さの上限は無いものの、猫の体重が本体の重量を超えると転倒の危険があり、大きな猫は中が窮屈になったりお尻がはみ出たりする、としています。一方で、SCOOPER OPEN-X の商品欄にあるメーカー推奨体重は1.5〜10kgです。内寸は幅43×奥35.5cm、入り口までの高さは36cmで、推奨体重と内寸の両方を候補の機種で確かめてください。

軟便や下痢をしやすい猫でも使えますか

処理を始めるまでの時間を調整できる機種かどうかで確かめます。CATLINK JAPAN のよくある質問は、軟便の猫は汚れやすく、下痢便は固まるのが遅いため、処理開始時間を調整できる機種を選ぶ必要があるとしています。ジェックスの機種は、掃除が始まるまでの間隔をアプリで変えられます。

下痢が続くときは、トイレの選び方とは別に、かかりつけの動物病院に相談してください。

今使っている猫砂をそのまま使えますか

比較したジェックス・Whisker・CATLINK の機種では、固まるタイプの猫砂が必要です。今の砂が固まるタイプでなければ、購入候補の説明書で対応する砂を確かめてください。ジェックスの機種は固まるタイプのみで、使用目安量は最大4.5Lです。

Litter-Robot には、吸収のみ・固まりにくい砂・新聞紙系・木質ペレットは使いません。砂の量は、グローブに約8〜10ポンド(3.6〜4.5kg)または約4Lです。特別な猫砂は不要で、ほとんどの固まる猫砂で使えます。CATLINK の機種も、固まるタイプの猫砂が必須です。

砂を切り替える場合は、慣らし方もあわせて考えます。ジェックスは新しい固まる砂に使用中の砂を混ぜて匂いで教える方法を、Whisker は従来の砂をひとすくい入れる方法を案内しています。

まとめ:当てはまるデメリットを確かめてから、機種の条件を比べる

全自動猫トイレで特に困りやすいのは、新しいものを怖がる猫や、条件を満たさない子猫・体重の軽い猫がいる家庭、慣らす間に元のトイレを並べて置けない家、尿や便の様子をふだんから目で確かめたい家庭です。

こまめなごみ捨てが難しい家、置き場所が限られる家やマットの上に置きたい家、停電が気になる家も、候補の機種の条件をよく確かめる必要があります。

どの条件が問題になるかは、猫の体重と月齢、設置場所、使っている猫砂によって変わります。次の順番で確かめてください。

まとめ
  • 早見表で、飼っている猫と家に当てはまるデメリットを確かめる
  • 猫の体重と月齢を、候補の機種の対象体重・対象月齢と比べる
  • 慣らす間、元のトイレを並べて置けるか確かめる
  • 置き場所の床と寸法、ごみ捨てと消耗品を確かめる
  • 買うなら、使える猫砂、消耗品、使える頭数、保証、本体価格と返品の条件を、候補の機種の公式資料で確かめる
  • 尿や便の様子で気になる変化があれば、かかりつけの動物病院に相談する

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この記事を書いた人

保護して迎えた猫のこてつ1匹と暮らす飼い主です。実体験と公開資料を調べた内容を分けて書いています。獣医師ではなく、動物の医療・栄養に関する資格はありません。

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